今回は鹿島灘での釣行です。
広大なサーフにはヒラメやシーバス、青物など様々なフィッシュイータが集まります。
鹿島灘(かしまなだ)とは
鹿島灘とは茨城県大洗岬から千葉県犬吠埼にまでの太平洋沿岸海域のことです。
夏は黒潮(暖流)、冬は親潮(寒流)が流れ、この黒潮と親潮がぶつかる場所のためベイトが豊富です。
特に中心となるベイトはイワシ。
イワシが接岸した際はビッグチャンス。
何かしらのフィッシュイータ―が潜んでいると考えていいでしょう。
青物狙いの場合はイワシの接岸情報が何よりも重要です。
自分の足で情報を稼ぐだけでなく、X(旧Twitter)やインスタグラム等で日頃から情報を収集しておきましょう。
12月の鹿島灘釣行記
今回、X(旧twitter)で情報を収集していたところ、イワシが接岸しているとの情報を入手しました。
12月17日、14時からの釣行。
この日は中潮。干潮からの上げスタートです。
最初に訪れたポイントは白塚海岸。
駐車スペース有りです。
鹿島灘全般に言えることですが、車上荒らしが多発しております。
車上荒らし対策として、駐車中も録画してくれるドライブレコーダーがおすすめです。
こちらのドライブレコーダーは前方だけでなく、後方も録画可能です。
ドライブレコーダーがついているだけで抑止力が高まります。
または、ブラインドで車内を見えなくするのも効果的です。
話を元に戻します。
白塚海岸は「無」でした。
先行者が次々に帰っていきます。
前日はシーバスが好調だったようですが、ベイトの移動とともにシーバスも移動したようです。
しばらく観察しましたが、投げることなく移動することに。
次に移動した先は玉田海岸です。
こちらも駐車スペースはありますが、台数は少な目。
現地の釣り人の方と談笑していると、あることに気が付きました。
それは、鳥山。
小規模ではありますが、鳥が海面をつついてイワシを捕食しています。これは期待できる。
イワシの群れをよく観察すると、時折青物のような魚体が海面から見えます。
ナブラの距離が遠かったため、飛距離が出るメタルジグをチョイス。
弱ったイワシが群れの下に落ちていくようなイメージでリフト&フォールすると、2回目のフォール中にバイトが!
すかさず合わせを入れると、60強のワラサでした。
また、ヘッドランド周りをねらうと70オーバーのシーバスが次々にかかります。
しかし残念ながらフックを伸ばされる結果に。
何とか1本だけ取り込めました。
ヒットルアーはジグヘッドワーム。
ポイントは軽いジグヘッドとナチュラルな動きのワームをヘッドランドの際で漂わせること。
ヒラメを狙う場合は別ですが、この場所では軽めのジグヘッドがシーバスに有効です。
7gの軽量ジグヘッドを使用する方もいます。
ちなみにヒラメ用の28グラムのジグヘッドではアタリすらありません。
魚種によるレンジと巻き速度の違いですね。
ジグヘッドの重量を意識するだけで釣果が劇的に変わります。
また、大海原を前にしてしまうとついつい遠投したくなるもの。
ですが魚は足元のストラクチャーに潜んでいます。
まさに、灯台下暗し。
今回ヒットしたシーバスたちはすべて、ストラクチャーから約5メートルの範囲でのヒットです。
見落としがちな足元を丁寧に探ると好釣果に繋がるでしょう。
鹿島灘の押さえておきたいポイント
①ヘッドランド周り
ヘッドランドは砂浜を保全するために設置された人口岬です。
ヘッドランド周辺は離岸流(沖に払い出す流れ)が発生しています。
離岸流が発生しているところは水深が深く、ベイトが溜まりやすいです。
ベイトが集まれば当然それを狙うフィッシュイータも集まります。
鹿島灘にはヘッドランドが34基設置されています。要チェックです。
※尚、ヘッドランド及びその周辺は安全上立ち入り禁止です。
砂浜からヘッドランド沿いの離岸流を狙うとよいでしょう。
②離岸流
離岸流はヘッドランド以外にも存在します。
波をよく観察してください。白波がたたない場所があるはずです。
または砂浜を歩いていると、一部砂利が溜まっているような場所もあります。
そこが離岸流になっている可能性があります。
もし、サーファーの方がいたら、どの位置から沖に出ているか観察してみてください。
なぜなら、サーファーの方は離岸流を利用して沖に出るからです。
流れに変化がある場所なので、丁寧に探っていきましょう。
何はともあれ、流れや海底に何かしらの変化があるところを魚は好みます。
釣果に繋がりますので、釣りに行かれた際は意識してみてください!
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