サーフや磯、大規模な河川から、
時には街中を流れる小さな川にまで
人間の生活に身近な存在でありながら、
釣り人以外はその存在に気付くことはない。
その魚の名は、シーバス。
1mを超える大物になり、豪快なファイトと美しい魚体は、多くの釣り人を魅了しています。
シーバスとは
シーバスとは俗称であり、正式名称は「鱸(スズキ)」
ブラックバスに見た目や釣り方が似ていることから、
海のバス→Sea Bass(シーバス)と呼ばれるようになりました。
スズキは、出世魚で体長に合わせて呼び名が変わっていきます。
一般的に30センチ以下は「セイゴ」、30~60センチを「フッコ」
そして、60センチ以上を「スズキ」と言います。
主に沿岸域に生息し、磯やサーフ、河口などの汽水域だけでなく、
時には河口から100km上流にも生息するなど多様な環境に適応できる魚です。
ソルトルアーフィッシングの人気ターゲットであり、
多彩なフィールドに応じた釣りはとても奥が深いんです。
鉄板ポイント
海水が入り、ある程度の水深(1m以上)があれば、シーバスが潜んでいる可能性は高いです。
当然、海水魚であることから海でも釣れます。
しかし、広大な海原からシーバスを狙うのは初心者のうちは至難の業。
そこで、シーバスが集まりやすいポイントを紹介します。
大規模河川の河口
鉄板中の鉄板ポイントです
なぜなら、シーバスのエサとなるベイト(小魚等)が多いから。
海水と淡水が混じり合う河口付近では、小魚のエサとなるプランクトンが発生します。
そのプランクトンを食べるために小魚が集まり、
その小魚を食べるためにシーバスが集まる、という流れなんですね。
また、河口付近には橋が架かっている場合が多く、橋の橋脚は絶好のポイント。
川の流れに変化が出るだけでなく、夜は常夜灯で明暗部が作られます。
関東では、那珂川、利根川、荒川、多摩川、養老川あたりの河口が有名です。
エリア選びに迷った際は、とりあえず河口を選択してみてはいかがでしょうか。
リールの選び方
①シーバスに最適な番手
リールには番手(大きさ)があります。
1000番、2000番、3000番、4000番のように、1つのリールに対し複数の番手が展開されており、数字が大きいほどリールの大きさは大きいです。
シーバスに最適な糸巻量や一回転で巻き取れる量、そしてパワーを加味するならば
シーバスに最も適した番手は3000番または4000番です
基本的には自分が使用するロッドの長さに合わせるのが一般的ですが、
もし迷った際は4000番を選んでおけばまず間違いはないでしょう。
シーバスフィッシングにおいて汎用性が高い大きさであり、
小場所から大規模河川、サーフや磯まで基本どの場所でも対応可能です。
また、ハイギアかローギアで迷う場合があると思います。
基本、どちらでも構いませんが、個人的にはハイギアをおすすめします。
※理由に関してはまた別な記事で解説を行う予定です。
②初級者が選ぶべき価格帯
シーバスフィッシングに限ったことではありませんが、ルアーフィッシングは投げる動作と巻く動作の繰り返しです。
当然、リールにかかる負荷は大きくなります。
エントリーモデルではこの負荷に耐えきれず、不具合が起きてしまう可能性が高いです。
また、ルアーフィッシングは常に投げる・巻くの繰り返しです。
軽いリールであれば疲れづらく、そして、常に巻くからこそ、巻き心地がいいものを使いたいもの。
シーバスフィッシングにおいて求められるドラグ性能、巻き心地、耐久性、軽さを考えると、中級クラスより上のリールがおすすめです。(価格帯でいうと2万から)
出費はあるかもしれませんが、リールはそう頻繁に買い替えるものではありません。
昔と比較してリールの性能は格段に上がっているとはいえ、やはり信頼のおけるリールを使いたいものです。
おすすめのリール~初級者編~
そういうわけで、今回最初にオススメするのはミドルクラスのリール。
この価格帯のリールは非常にコストパフォーマンスに優れています。
安心して長く使えるだけでなく、性能も十分。
もしリールを売りだすことになったとしても、高価格で買い手がつくため、実質の出費は少なく済みます。
「ちょっと高いなぁ・・・」という方や、初心者の方でとりあえずシーバスを始めたい!という方はこちらのリールがおすすめ!
1万円で買えるリールで、見た目、性能ともにこの価格からは想像できないくらい素晴らしいです。
おすすめのリール~中級者編~
中級者のみなさんにおすすめしたいのは、アッパーミドルクラスのリール。
耐久性も性能も抜群です。
さらに、釣りが楽しくなること必須です。
おすすめのリール~上級者編~
上級者のみなさん。ハイエンドモデルはいかがでしょうか。
ハイエンドのリールは単に性能がいいだけではなく、芸術的な美しさがあります。
プロが最高の道具を使用するように、上級者のみなさんには最高の道具が似合うことでしょう。
軽さで選ぶなら
軽さで選ぶならこちらがおすすめ。
疲れにくいだけでなく、感度もいいです。
おわりに
いかがだったでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです。
コメント